理系作業療法士のブログ

整形外科、認知症、内部障害の作業療法を中心に取り組んでいます。OTの仕事や研究について書いていきます。

急性期における作業療法士の役割

急性期の内部障害患者さんに対して、作業療法士は何ができるでしょうか。

 

僕個人の考えですが、その人の全体像を考えて離床を進める事がOTの役割だと思います。

そのためには作業の前段階として、早期離床していくことが大切だと思いますが、これが意外と難しいのではないでしょうか。

早期離床を進めるには、以下の2つがポイントだと考えています。

 

① リハビリ効果とリスク管理を天秤にかける(多くの知識、技術が必要)

② 患者さんからのフィードバックに敏感になる

 

1つ目は、リハビリ効果とリスク管理を天秤にかけることです。

具体的には医療の知識・技術が必要です。画像・血液データや心電図などの検査結果や、聴診・打診をはじめとしたフィジカルアセスメント各種を用いて離床できるかどうか?を考えて、離床を進めます。リスク管理しながら離床を進めるのは膨大な知識と判断力が求められます。

また、意外と大変なのがルートトラブル等の事故を防ぐ事です。点滴やモニターの線がごちゃごちゃしていることは少なくありません。事故にならないように、何年経っても、ルートにはかなり気を遣います。

 

2つ目は患者さんからのフィードバックが得られにくいことです。話せる人はもちろん分かりますが、急性期では話せない人が非常に多いです。

もっと積極的に離床できるのか、それとももっと安静にするべきなのか、すぐには分かりません。フィードバックが得られにくければ、離床は消極的にすればその分リスクも減ります。しかし、リハビリの効果も減ってしまいます。体位変換による血圧・SpO2の変動や体温、尿量などのバイタルサイン、フィジカルアセスメントに非常に敏感にならないといけない。考えずにやっていると体の中で何が起きているか捉えることができません。

 

離床におけるOTの役割やリハ内容については、僕はもっと開拓できる可能性のある場だと思います。